Horizon Viewで仮想デスクを運用する上で、管理者が一番カスタマイズしていくのがゴールドイメージかと思います。以前までは、マスターとよく言ってましたが、今ではHorizonでデスクトップ プールを作成する際に、デスクトップ環境のマスターとなる仮想マシンの名称となっています。
ゴールドイメージをクローンしていくことで、共通の設定やアプリケーションをもった仮想デスクトップを複数作成することができます。
ゲストOSをインストールし、(当院ではLTSCバージョンのOSを入れることが多いです。)業務で必要な設定やアプリケーションをインストールしてデスクトップ環境を準備します。必要であれば作成したThinAppなどもここで組み込みます。そして、Horizonの仮想デスクトップとして管理するために必要なHorizon Agentをインストールしておく必要があります。
- vSphereで仮想マシンの枠を作成
- 仮想マシンにOSをインストール
- VMware Toolsをインストール(これで静止点が取れるようになりスナップショットも使えるようになります。)
- Horizon Agentをインストール
- 業務で必要なアプリケーションのインストールや設定
この時点では、ドメイン環境で運用する仮想マシンを作る場合も、ゴールドイメージはドメイン環境に入れすに作成し、展開時に自動でドメインに入っていくように設定します。(この辺りは、また書きたいと思います。)
インスタントクローン、フルクローンと同一クラスター内でマスターが2個必要な場合は、共通の部分まで出来たらそれをクローンすれば1から作らなくて済むので時間の短縮になります。