2023年1月24日火曜日

上級医療情報技師(Senior Healthcare Information Technologist)更新

2012年に上級医療情報技師(Senir Healthcare Information Technologist)になってから2度目の更新。※1度更新するとその後5年間有効です。
2023年4月1日~2028年3月31日までの証書と認定カードが届きました。













様々なイベントを主催している関係で、活動履歴でのポイントは満点でしたが、学会講演や講習参加でそれだけでも今回は十分足りていたので更新処理がオープンした11月にすでに申し込みしてました。

今後も医療DX推進、医療業界の仮想化エンジニアとして精進していきたいと思います。

引き続き、koppunをよろしくお願いいたします。

2023年1月12日木曜日

Horizon8 フルクローンでの仮想デスクトップ展開

2023年になりました。
皆様、今年もkoppunをよろしくお願いいたします。

フルクローンとは、ゴールドイメージとして用意した仮想ディスクの全体を複製して仮想デスクトップを展開する方式です。
当院では医事のレセプトコンピュータおよび電子カルテにデュアル画面でフルクローン方式を採用し、仮想デスクトップにユーザーを「専用割り当て」することで、個人の物理PCにOSとアプリケーションをインストールして使用していた状況に近い、ユーザーの自由度が高いデスクトップ環境を用意し、今のところノントラブルで医事課からも高い評価を得ています。

インスタントクローンと比べて消費ディスク容量の面では若干のデメリットがあり、仮想デスクトップ1台あたりのディスク容量はゴールド イメージの完全な複製となるため、ストレージにはゴールドイメージと同容量が必要で、クローン処理も時間がかかります。また、ゲストOSのアップデート作業を仮想デスクトップごとに行う必要があり、インスタント クローン方式と比較すると管理性が低くなってしまいます。


















フルクローンのデスクトップは、ゴールド イメージから完全な複製が作成されるため、そのままではWindowsセキュリティID(SID)が重複してしまいます。vSphereの機能である「カスタマイズ仕様」でこの問題は回避することができ、Windows Sysprepにより新規SIDを設定できます。また仮想マシンの展開時にActive Directoryドメインへの参加も行われます。

注意事項として、AD参加時のOUが、既定のComputersになってしまうので、ユーザーアカウントをベースにしてにグループポリシーを当てる場合は、手動で移動が必須になることをお忘れなく。

今年もの当院で導入して使い混んでいる仮想化関連ネタを中心にアップしていきますのでよろしくお願いいたします。