2025年8月15日金曜日

vSphere, Horizon, NSX, Carbon Black… VMware製品連携の「うまみ」とは?

当院のインフラは、vSphereを基盤に、Horizon (VDI)、NSX (ネットワーク仮想化/セキュリティ)、Carbon Black (エンドポイントセキュリティ)、そしてvSAN (ストレージ仮想化)と、VMware製品群で構成されています。

個別に見ても優れた製品ですが、運用者として感じる最大のメリットは、これらの製品がシームレスに連携し、vCenter Serverを中心に統合管理できる点です。
例えば、NSXのマイクロセグメンテーションポリシーを仮想マシンに紐づけて管理したり、Carbon Blackのセキュリティ情報をvCenterで確認したりといった連携が可能です。
これにより、管理ポイントが分散せず、運用効率が向上します。また、製品間の技術的な親和性が高いため、トラブルシューティングや新機能導入時の互換性問題のリスクも比較的低いと感じています。
もちろん、ライセンス体系の変更など、悩ましい点もありますが、トータルで見ると、この統合されたエコシステムは、複雑化するITインフラを効率的かつ安全に運用していく上で大きな助けとなっています。