当院のインフラは、vSphereを基盤に、Horizon (VDI)、NSX (ネットワーク仮想化/セキュリティ)、Carbon Black (エンドポイントセキュリティ)、そしてvSAN (ストレージ仮想化)と、VMware製品群で構成されています。
個別に見ても優れた製品ですが、運用者として感じる最大のメリットは、これらの製品がシームレスに連携し、vCenter Serverを中心に統合管理できる点です。
例えば、NSXのマイクロセグメンテーションポリシーを仮想マシンに紐づけて管理したり、Carbon Blackのセキュリティ情報をvCenterで確認したりといった連携が可能です。
これにより、管理ポイントが分散せず、運用効率が向上します。また、製品間の技術的な親和性が高いため、トラブルシューティングや新機能導入時の互換性問題のリスクも比較的低いと感じています。
もちろん、ライセンス体系の変更など、悩ましい点もありますが、トータルで見ると、この統合されたエコシステムは、複雑化するITインフラを効率的かつ安全に運用していく上で大きな助けとなっています。
医療機関でプログラマー、SEを20年以上やっている上級医療情報技師(Senior Healthcare Information Technologist)・診療情報管理士です。
仮想化歴は14年以上になります。(VMware vExpert)
実際に使ってみての感想やトラブル時に役に立ったTipsなどの紹介。運用目線で記事を書いていきます。(VMware Horizon View,VDI,HCI,NSX,ThinApp,インスタントクローン,vSphere,Carbon Black)
少しでも参考になることがあれば幸いです。
たまに趣味の記事'(釣り、ミニ四駆、ゲーム配信、DIY)などを公開しています(笑)
※本blogの内容は個人的な見解や検証結果ですので、あくまでも自己責任において参考にしてください。