2022年4月10日日曜日

デスクトップ仮想化の端末側のメリット

こんにちは。koppunです。
お花見も終わり、新社会人の方も少しは職場に慣れてきたでしょうか。

さて、本日はデスクトップ仮想化した際に使用している、シンクライアント端末、ゼロクライアント端末を紹介したいと思います。

シンクライアント端末のセキュリティ上の最大のメリットは画面転送を行っているだけなので、端末にデータが残らないといことです。
つまり、盗まれてもデータ流出の心配なし ということです。

数万円の損失は痛いですが・・・情報漏洩とか考えたら安いもんです。

まず、DELL Wyse P25(VMwareView専用ゼロクライアント)です。接続はPCoIPです。



机の上に置いていますが、ディスプレイの背面に抱かせることもできます。
コンパクトで且つ、壊れた記憶がありません。












次は、ディスプレイ一体型のELSA VIXEL LDZ230/LDZ190 です。(単純に数字はモニタサイズが23インチか19インチの違いです。)
情シスが不在の場合でも、端末を入れ替えるだけで使用可能になるように主に外来部門等で使っています。













最後に2022年3月に導入した新しい端末。
HP t540 ThinClientです。


大きさは隣のスマホと比較してもらえたら…(笑)

基本的にはディスプレイの背面につけていますが、切り替え器などを付けているとこはスタンドも使っています。



このように、セキュリティ面だけでなく、用途に応じて様々な端末が混在しても使えるというところもいいのではないでしょうか。ノート型もありますので、そちらも導入したらレビューしたいと思います。
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

2022年3月20日日曜日

10ギガビットスイッチの必要性

 ハイパーコンバージドインフラですが、簡単に言ってしまえば「サーバー、ストレージ、ネットワーク、仮想化ソフトウェア、管理ツールを一つのハードウェアに詰め合わせたもの」になります。

ここで肝になってくるのが、ハイパーバイザーを接続する10ギガビットスイッチです。vMotion(仮想マシン上で動作しているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションソフトなどを停止させずに、ネットワークを通じて丸ごと別の物理コンピュータ上の仮想マシンに移動させる。)やDRS(vSphere Distributed Resource Scheduler)、マシンの展開などに大きく影響します。

当院は、前回の世代でもお世話になったアライドテレシス社製の10ギガビットスイッチを今回も使用しています。AT-x550-18XTQをトランクを組んで2台構成にしています。















前回の使用から一度も壊れていませんし、信頼性は十分だと思います。

使用するケーブルはCat.7が推奨です。というか理論上はCat.6でも長さに注意すればいけないこともないですが、価格も下がってきましたし、安定性とHCIの肝であるという観点から現状ではLANケーブルを使うならCat.7一択ではないでしょうか。

2022年2月27日日曜日

評判の新技術で進化する最新HIS事情

以前、電子カルテで用いたHorizon ViewとvSANを用いたインフラで 「月刊新医療」の11月号に執筆させていただきました。

総特集「評判の新技術で進化する最新HIS事情」というところに5ページ。

『仮想デスクトップとストレージ仮想化を用いた病院情報システム構築の具体策と可用性』というタイトルで書かせて頂いてます。

盛り込んだ仮想基盤のチューニングは書ききれない程あるので、ザックリとまとめています(・・;)

カラーで刷って頂いてありがとうございます(*^^*)

割と病院の医局とかには置いてあることが多いので見かけたらペラペラめくってみて下さいね。






2022年2月7日月曜日

はじめまして

皆さま、はじめまして。koppunと申します。
病院内で仮想化を導入して10年以上になります。

3Tierと呼ばれていた仮想化基盤が主流だった時から始めて、フルクローン、リンククローン、そして最新のVMware Horizon8にて現在はインスタントクローンで運用しています。管理・運用する側の目線で、情報を発信できたらと思います。

ちなみに、上級医療情報技師や診療情報管理士という資格を所持しており、仮想化だけでなく医療情報システム全般が専門分野になります。

これから少しずつですがブログの方を書いていきますので、よろしくお願いいたします。