私の環境でも、VDIのデスクトップ展開は長年の課題でした。フルクローン時代は1時間超えもザラで、夜間バッチでの展開が必須。リンククローンで7分台まで短縮されましたが、それでもユーザー増加や緊急時の対応には限界がありました。それがomnissa HorizonのInstant Clone(vSphereのvmFork技術)を導入して一変。CPUやストレージ性能向上も寄与していますが、平均11秒という驚異的なスピードで新規デスクトップが利用可能に。これは単に速いだけでなく、運用に絶大な効果をもたらします。例えば、OSパッチ適用後のマスターイメージ更新。以前は週末作業が必須でしたが、今は業務時間中でもユーザーがログアウトすれば自動で最新環境に入れ替わるため、脆弱性対応のリードタイムが劇的に短縮。トラブル発生時も、ユーザー自身にリフレッシュしてもらうことで、クリーンな状態に即時復旧。サポートコールの削減にも繋がっています。「速さは正義」を実感する日々です。
医療機関でプログラマー、SEを20年以上やっている上級医療情報技師(Senior Healthcare Information Technologist)・診療情報管理士です。
仮想化歴は14年以上になります。(VMware vExpert)
実際に使ってみての感想やトラブル時に役に立ったTipsなどの紹介。運用目線で記事を書いていきます。(VMware Horizon View,VDI,HCI,NSX,ThinApp,インスタントクローン,vSphere,Carbon Black)
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たまに趣味の記事'(釣り、ミニ四駆、ゲーム配信、DIY)などを公開しています(笑)
※本blogの内容は個人的な見解や検証結果ですので、あくまでも自己責任において参考にしてください。