2024年1月10日水曜日

第16回岡山県医療情報技師会の案内

 皆さま、あけましておめでとうございます。
本年も頑張って、仮想化でASOBO ブログを続けていくと思います。

さて、2024年3月2日(土)に岡山県医療情報技師会の研修会をウェビナーで300名規模で開催させていただきます。※一応、会長をさせていただいております('◇')ゞ

チケットの売れ行きも順調なようなので申込締め切り前に定員に達すると思われますので、ご参加いただける方は早めの申し込みをお勧めいたします。
































現在は、VMware Carbon Black Cloud Workloadとあるものを組み合わせて少し変わったシステム構築をやっています。
あとは、Horizon Clientの自動アップデートシステム構築。
あとは、3Dプリンタの勉強?3DCADの勉強ですかね。今のところはこれくらい。

本年もよろしくお願いいたします。

2023年12月16日土曜日

Carbon Black Cloud Workloadとインスタントクローンによる電子カルテインフラのアドバンテージ

皆さん、こんにちは。もうすぐクリスマスですね。
こちらの投稿は vExperts Advent Calendar 2023 の 12月16日の記事になります。

今年は電子カルテの仮想化基盤の大幅にリプレイスしました。
インスタントクローンとVMware Carbon Black Cloud Workloadの組み合わせでの電子カルテは国内初ではないでしょうか。
医療情報システムの安全管理に関するガイドラインが6.0版に改正され以下のようにセキュリティソフトの推奨事項としてEDRの名称が明確に書かれていました。










ちなみに当院ではNGAV+EDRとして、VMware Carbon Black Cloud Workloadを採用しています。
以前までの医療業界はウイルス進入時のパターンマッチングだけのものが多かったと思いますが、EDRでは侵入後の検出/調査/対応/回復に対応し、監視下のエンドポイント全体を総合的に分析して関連付けるといったことが可能になります。今回、当院で導入したVMware Carbon Black Cloud Workloadに関してはNGAVも含んでいるので脅威の特徴や行動を監視、ふるまい検知などもカバーしています。ただ、攻撃は100%は防げないことを前提に侵入後対策を考えていくことは今後ますます重要になっていくとは思います。




従来のパターンマッチングだけでなく、EDR(Endpoint Detection and Response)によるスコアリングを活用し、疑わしい挙動を監視します。もし異常が検出された場合、脅威のスコアが付与され、それに基づいて被害の特定と対処が行えます。
さらに、Carbon Black Workloadを使用して、仮想基盤とも連携しました。これにより、電子カルテ端末(VDI)だけでなく、仮想サーバーにもEDRを展開し、ラテラルムーブメントによる被害を早期に検出し、対処できるようになりました。

ちなみに、ラテラルムーブメントとは、外部の攻撃者やマルウェアが内部ネットワークの侵入に成功した後、ネットワーク内を横移動し侵害範囲を拡大していく攻撃手法のことです。

















Horizonのインスタントクローンにより、利用者が電子カルテの利用を終了(仮想デスクトップからログアウト)すれば仮想マシンごと初期化(再作成に約10秒)されるといった運用が可能となります。
仮想マシンが初期化されることにより、万が一脅威が侵入した場合においても潜伏期間を与えず、電子カルテ基盤を常に安全な状態(マスターイメージの初期状態)を維持しやすいというメリットが得られます。

ランサムウェアの潜伏期間は15日間という結果がでております。よって、潜伏期間を与えないというのは大きなアドバンテージではないかと考えます。
ただ、間違いなく言えるのは、今後はさらにゼロトラストの概念が必要になるかなということです。導入は入り口に過ぎず、チューニングやメンテナンスと日々勉強です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆様、良い年を!!

by koppun

2023年12月4日月曜日

インスタントクローンが高速展開できる仕組みの解説

今回は、当院の電子カルテ関連のインフラで使っているインスタントクローン方式がなぜ、仮想マシンの高速展開が可能かについて、簡単に解説したいと思います。
ポイントはペアレントVMがどういう状態であるかに仕掛けが隠されています。

インスタントクローンが高速に展開できる理由は、各ホストごとに「ペアレントVM」と呼ばれる仮想マシンが作成される点にあります。このペアレントVMは、OSが起動する直前の状態でフリーズし、そのメモリー状態を共有することで、高速な起動が可能になります。言い換えれば、電源を入れた瞬間から、OSが必要とするメモリーの読み込みがすでに完了した状態から起動することができ、その結果、高速な起動が実現可能となります。











多くの病院では、セキュリティの観点からインターネットへの接続を制限しており、それによりOSやソフトウェアの脆弱性のアップデートが難しい場合があります。しかし、当院では新しいゴールドイメージを一度作成すると、稼働中の仮想マシンはユーザーがサインアウトしたタイミングで自動的に最新のものに入れ替わります。そのため、業務中にメンテナンスを行っても問題ありません。特に電子カルテ系のウイルスソフトの定義アップデートに関しては、常に最新のパッチが適用される仕組みを9年前から採用しています。これは、センサーのアップリンクの単純な抜け道ではなく、複雑な制御が施されたシステムとはなります。

一部の環境ではウイルスソフトを無効にしてしまうことがあるようですが、これはリスクが高い行為であり、避けるべきかと思います。

また、ネットワークレイヤーでの対応となるとNDR(Network Detection and Response)が得意する部分となり、多岐にわたるセンサーと連携するXDR(Extended Detection and Response)などのソリューションも注目を浴びていますが、これらはエンドポイントのセキュリティがしっかりと構築されている場合に初めて最大の効果を発揮します。そのため、エンドポイントのセキュリティを無視せずに、少なくともEPP(Endpoint Protection Platform)の導入をからでもいいと思いますので検討することをお勧めします。


2023年11月20日月曜日

NGAV+EDRなんだよね!

皆さん、こんにちは。koppunです。
朝の出勤時と帰宅時が暗くなってきてライトアップが必要になってきました…

さて、今回はNGAVとEDRについて徒然と書いていきたいと思います。

昔ながらのアンチウイルスソフトのことをよく最近では、EPP(Endpoint Protection Platform)と呼んだりするのを聞いたことがあるかと思いますが、あらかじめマルウェアの特徴を登録したデータベースをセキュリティソフトウェア内に持ち、この情報と検査対象のファイルをリアルタイムで比較するパターンマッチング方式になります。登録されている脅威は防げますが、登録されていないものは防げないものとなっており、昨今では、もはや効果的ではない防御策となっています。

それに対して、NGAV(Next Generation Antivirus)はマルウェア特有の動作を手がかりにマルウェアを検知する機能であり、従来のAVで使われたパターンマッチング方式とは異なり、ファイルとして存在する従来のマルウェアに加え、昨今増加している正規ツールを悪用する脅威へも対応するために、端末上で実行される動作に基づいて脅威を抑制することが可能となります。

よくEPPとEDRを比較される方が、いますがEDR(Endpoint Detection and Response)は侵入後の可視化、対応ができない問題に対応するために、もしも脅威がすり抜けてしまった場合でも、後追いができるよう、平時より端末上の動作を記録し、対応の迅速化を実現するために影響範囲の特定や遠隔からの操作、かつ事後対応の判断材料となるものとなります。

ちなみに、VMware Carbon Black Cloud WorkloadはNGAV+EDRと考えても差し支えなく、VMware Carbon Black Cloud Workload搭載のNGAVは検知率も極めて優秀であり、EDRとの組み合わせで下図のように幅広い範囲をカバーできます。












しかしながら、今後も攻撃は100%は防げないことを前提に侵入後対策を考えていくことがますます重要になってきそうですね。
まさにゼロトラストの概念です。

2023年11月13日月曜日

電子カルテの次なる段階

皆さん、こんにちは。koppunです。
学会の準備等が若干忙しくなってきました。

さて、今回は先月行われたJapan VMUG #30にてLTさせていただいた内容が、YoutubeのJapan VMUG channelにアップロードされているので、もしよければご覧ください。
8月に導入したHorizon8インスタントクローン&VMware Carbon Black Cloud Workloadを用いて構築した国内でもうちでしか動いていないであろう仕組みになっている電子カルテシステムの紹介をしています。

タイトルは「電子カルテの次なる段階 Horizon 8 と Carbon Black Cloud Workload で実現するスピード、セキュリティ、メンテナンス性の向上」です。

それでは、どうぞ!
もしよろしければ、高評価お願いいたします(笑)