2024年7月16日火曜日

第17回 岡山県医療情報技師会研修会を開催します。

 2024年7月27日(土)に第17回 岡山県医療情報技師会研修会を開催します。

今回は4年ぶりとなる完全な現地開催のみとなっており。その後に情報交換会を兼ねた懇親会を準備しています。

ここ数年で、医療DX関係や医療機関を取り巻くセキュリティなども転機を迎えています。

私は、今回は最初の会長挨拶とグループディスカッションのファシリテータを頼まれてるだけなので、比較的フリーでいます。

現地でお見かけの際は、ぜひ声をかけてください。


今回の研修会が今後の業務の何かのヒントになれば幸いです。

皆さま、ぜひ会場でお会いしましょう。



2024年7月1日月曜日

月間新医療2024年6月号にVDI環境でのセキュリティ対策に関して執筆

 月間新医療の6月号が届きました。読んだよ!という報告はもらってましたが頂けるのわかってたので待ってました(笑)

今回は【総特集】情報セキュリティー今、最善の防御策とは という特集に「高速化した仮想化基盤の利点とEDRを活用したVDI環境下のセキュリティ対策」というタイトルで執筆させていただいています。もし、病院等で定期購読されてましたらご覧ください。

 月間新医療の6月号が届いて、読んだよ!という報告はもらってましたが私は数冊頂けるのわかってたので待ってました(笑)

VDIとEDRは割と相性はいいと思います。

主にHorizon8のインスタントクローンを活用した電子カルテと、EDRであるVMware Carbon Black Cloud Workload組み合わせた運用をなぜ採用したかなども記載しています。

あと当院にはNSXもあるし…(今回は書いてないんだけど)

共通して言えることは、DRの部分の解析は「AI」に任せているということ。AIがやってくれることは任せたほうが賢明というか、楽です。

もはや、セキュリティにかんしてもAIがマストの時代が来てますね。

XDRはうちも近々、考えています。EDRとのバランス調整をどうするかが肝かな??



2024年6月25日火曜日

新しいセキュリティへの取り組み:EDR(VMware Carbon Black Cloud Workload)

  近年、病院や医療機関における情報セキュリティの重要性がますます高まっています。特に、サーバー攻撃やランサムウェアの脅威が増加し、医療データや患者情報が標的とされることが多くなっています。これに対処するため、より堅牢なセキュリティ対策が求められています。

昨今の病院における情報セキュリティの脅威は決して小さくありません。サーバー攻撃やランサムウェアによるデータの暗号化、侵入者による情報窃取など、これらの事例が各地で報告されています。病院は患者のプライバシーを守り、重要な医療データを守るために、最新のセキュリティ技術と戦略が必要不可欠です。

しかし、現実にはまだまだセキュリティ対策が追いついていない病院も少なくありません。古いシステムやセキュリティ対策の不備により、未知の脅威に対処することが難しい状況も少なくありません。こうした現状を踏まえて、より効果的で包括的なセキュリティ対策の必要性が高まっています。

当院でも昨年の電子カルテの新しいセキュリティへの取り組みを始めることにしました。これまではVDIに適した製品としてDeep Security Virtual Appliance(DSVA)を使用してきましたが、そのEOLが決定し、より先進的で包括的なセキュリティソリューションが必要となりました。

そこで選んだのが、VMware Carbon Black Cloud Workloadです。このEDR(Endpoint Detection and Response)ソリューションは、エンドポイント上のイベントログを収集し、攻撃全体の可視化や被害範囲の調査、攻撃手法の分析に優れています。また、NSX-Tとの連携により、攻撃が検出された場合に自動的にVDIをネットワーク隔離するなど、より高度なセキュリティ対策を実現できる点が魅力です。











現在、病院業界ではまだまだこうした先進的なセキュリティソリューションを導入しているところは少ないかもしれません。しかし、今後、医療情報システムは転機を迎えます。

患者の安心・安全を第一に考え、最新のセキュリティ技術を活用することで、情報漏洩やデータ侵害からの保護を強化していくには常に最新のの技術にアンテナを張っていないといけません。


VMware Carbon Black Cloud Workloadの導入は、当院が安心・安全な医療環境を提供するための重要な一歩となったと思います。また、厚労省が出すガイドラインにも準拠する仕様になりました。

セキュリティに対する取り組みは絶えず進化し続けるものですが、常に最新の技術と知識を取り入れ、患者さんの信頼に応えるべく努力していきたいと思います。












今後も、より安全で信頼性の高い医療環境を提供するために、さらなるセキュリティ対策の強化に努めてまいります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

2024年6月10日月曜日

医療機関に必須のvSphere vMotionの使い道について

  koppunです。本日は、ハードウェアトラブルの際に必ずと言っていいほど使うシステムであり仮想化基盤の縁の下の力持ちで、vSphere vMotionがESXiなどのアップデートをダウンタイムなしに行うのにどれほど重要な役割を果たしているかについてお話ししたいと思います。

先ほども紹介したように、vMotionは無停止で異なる基盤(ESXi)に仮想マシンを移行するvSphereの機能です。この技術を活用することで、電子カルテシステムは常に稼働し続けながら、シームレスにアップデートを行うことが可能になります。

病院には患者さんが入院しているので、システムは24時間365日止めれないのです。

具体的には、アップデートの際には、vMotionによって移行先の基盤に仮想マシンが移動します。この移行中には、一時的な通信断が発生する可能性がありますが、これはユーザーにはほとんど影響がないレベルのものです。













これにより、患者の安全とデータの正確性を確保しつつ、医療スタッフは常に最新のシステムで効率的に業務を行うことができます。

このような技術の進化と運用の緻密さが結びついた結果、電子カルテシステムは安定性と信頼性を保ちながら、常に最高水準の医療を提供することができます。

vMotionとノンストップ運用の融合、当院の電子カルテシステムが日々進化し続ける理由といてこの機能は外しては語れません。

それでは、今日はここまで。また次回の更新でお会いしましょう!

2024年5月7日火曜日

vExpert 2024 Special Honors Subprograms獲得

 皆さん、こんにちは。
Special Honors Subprogramsへの審査へ今年はエントリーしてました。
※昨年は、発表があったくらいにSubprogramの存在に気が付いたので…

一番欲しかった、「Security」を始め、「NSX」、「vSAN」部門で受賞させていただきました。

医療業界もセキュリティ関連の話題が多く、昨年も何度か講演させていただいたのですが、今年はvExpert Security 2024を頂いたので少し多めに講演させていただこうかな。

今後ともkoppunをよろしくお願いいたします。